研究課題/領域番号 |
18K11624
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分63010:環境動態解析関連
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研究機関 | 都留文科大学 |
研究代表者 |
坂田 有紀子 (別宮有紀子) 都留文科大学, 教養学部, 教授 (20326094)
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研究分担者 |
坂田 剛 北里大学, 一般教育部, 准教授 (60205747)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 陸上生態系 / 炭素循環 / 根の呼吸 / 蒸散速度 / 根の呼吸速度 / 日中変動 / 暖温帯性樹木 / 亜熱帯性樹木 / 道管流 / 光合成速度 / 日中低下 / 新しい測定方法 / 地球規模の炭素循環 / 蒸散 |
研究成果の概要 |
これまでの申請者らの研究で、根の呼吸が日中に、温度以外の要因で大きく変動すること、また、その変動が葉の蒸散速度の変化と関係していることが冷温帯の樹種2種(ミズナラ・ヒノキ)で明らかになっている。本研究は、同様の現象が他の多くの樹種でも起こっているかを明らかにするために、小笠原に生育する亜熱帯性の樹種(テリハハマボウ、シャリンバイ)と暖温帯の樹種(シラカシ、アラカシ)を対象として、野外で根の呼吸と葉の蒸散・光合成速度、道管流速等の連続測定をおこなった。その結果、これらの種においても、根の呼吸速度が日中に大きく変動していること、それが葉の蒸散速度の影響を受けている可能性が高いことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
根の呼吸速度は、陸上生態系の炭素循環量を推定する上で非常に重要な要素である。本研究では、亜熱帯と暖温帯性の樹種3種の根の呼吸速度が、葉の蒸散速度の影響を受けて、日中に大きく変動することが明らかになった。これは、陸上生態系の炭素循環量を高精度に推定する上で、根の呼吸が葉の蒸散速度に影響を受けるというプロセスを考慮する必要があることを示している。今後は更なる一般化・モデル化のための研究をおこないたい。
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