研究課題/領域番号 |
18K11628
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分63010:環境動態解析関連
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
串田 圭司 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (90291236)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 原野・森林火災 / 地球温暖化 / 北方森林 / 北極域 |
研究成果の概要 |
過去70年の原野・森林火災による、米国アラスカ州の森林の樹齢ごとの存在確率分布の変化を見積もった。この変化から、植物および土壌有機物それぞれの蓄積量の変化、アルベド変化、放射強制力の変化を求めた。また、温暖化シナリオ下で2100年までの放射強制力の変化を見積もった。アルベドは太陽光の地表面での反射率を示し、放射強制力は温室効果ガス放出とアルベド変化を合わせた地球温暖化を進める力を示す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
北極域は寒冷であるため、植物の落葉落枝や過去に生育した植物体の大量の有機物が分解されずに残っている。地球温暖化による温度上昇は、こうした土壌有機物の分解を促進する。さらに、北極域では、温暖化に伴い原野・森林火災が増加している。原野・森林火災が起こると、燃焼時にCO2を放出する他に、土壌中に蓄えられている有機炭素の一部が燃焼する。温暖化が進むと、土壌有機物の分解が進むとともに原野・森林火災が増加し、さらなる温暖化をもたらす。どの程度原野・森林火災が増加し、土壌有機物が分解されてCO2として大気中に放出されるかは、温暖化予測と温暖化緩和策、温暖化適応策に大きく関わるが、未だ十分解明されていない。
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