研究課題/領域番号 |
18K11642
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分63020:放射線影響関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
石合 正道 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 施設長 (90298844)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | DNA損傷応答 / DNA修復 / フォーカス形成 / ATRIP / ATR |
研究成果の概要 |
放射線等により生じるゲノム損傷は生体にとり有害であるため、生体にはその防御機構としてDNA損傷応答(DDR)が存在する。その中心分子はATMとATRキナーゼであるが、本研究ではATRに注目した。ATRはATRIPと複合体を形成し、DNA複製ストレスで活性化され、少なくとも2つの活性化機構が存在する。 研究代表者は新たなATR-ATRIPの活性化機構の存在を想定し、2つの異なるDNA損傷薬剤によるATRIPとRPA2の核内フォーカス形成を指標にsiRNAスクリーニングを行い、29個の候補分子を得た。すでに詳細な解析が行われたものを除外し、有望な候補分子についてさらに検討を行っている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
DNA損傷応答は細胞の生存に必須であり、その破綻はがん等の疾患の原因となることが知られている。本研究は、その中でも特に重要なATRに注目し、既存の2つの活性化経路に加えて未知の活性化経路が存在する可能性を検討するものである。従って、本研究課題は、発がん等の疾患の基礎研究としての側面や、これらを標的とした新たな治療薬・新弾薬の開発につながる基礎的知見を提供する可能性がある。
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