研究課題/領域番号 |
18K11652
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分63020:放射線影響関連
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研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
研究代表者 |
飯塚 大輔 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 放射線影響研究部, 研究統括(定常) (00455388)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 放射線発がん / 乳腺 / 幹細胞 / 三次元免疫組織学的解析 / 細胞系譜追跡 / 乳腺幹細胞 / 細胞系譜トレーシング解析 / 組織透明化 / 放射線被ばく |
研究成果の概要 |
低線量被ばくによる発がんリスクは科学的に明らかにしなければならない重要な課題である。幹細胞は放射線発がんの起源細胞と考えられるため、本研究では、幹細胞とその子孫細胞を追跡できる細胞系譜追跡実験を立ち上げ、組織透明化により実現する三次元免疫組織学的解析法を確立した。それらの技術を用い、放射線被ばく後、比較的初期の細胞動態を観察したところ、標識された幹細胞の存在や、その細胞が増殖しているかどうかの評価ができ、乳腺幹細胞の放射線被ばくによる影響を観察できる可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では放射線誘発乳がんメカニズムを明らかにするために、放射線発がんの起源細胞と考えられる幹細胞に着目し、解析するための技術を導入した。これにより、放射線被ばくしてがんに至る幹細胞の動態を動物実験で明らかにすることが可能となった。将来的には福島原発事故で露呈した、100 mGy以下の被ばくによる発がんリスクを科学的に明らかにすることができると考えられる。
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