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土壌環境における消毒副生成物質の挙動に及ぼす気候的要因の影響

研究課題

研究課題/領域番号 18K11669
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分63040:環境影響評価関連
研究機関帝京平成大学 (2021)
麻布大学 (2018-2020)

研究代表者

高木 敬彦  帝京平成大学, 健康医療スポーツ学部, 教授 (30163182)

研究分担者 杉田 和俊  麻布大学, 獣医学部, 講師 (00747701)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード塩素系消毒剤 / 土壌 / 変異原性 / 温度環境 / 降水 / microsuspension法 / 変異原性物質 / LC-MS/MS / GC/MS / SCAN測定 / 土壌副生成物 / 土壌内の挙動 / 降雨 / 反応生成物 / 消毒剤 / 二次生成物質
研究成果の概要

感染症流行時に酪農関連施設周辺の土壌に散布される各種消毒剤のうち、塩素系消毒薬散布による有害な反応副生成物について、当該物質散布後の挙動に寄与する因子として、温度変化や紫外線、さらに降雨による影響を変異原性検出を指標に調べた。その結果、温度については夏場、冬場の温度下での3か月間における顕著な低下は認められなかった。また降雨の影響を調べたカラム試験では副生成物の水への溶出が確認され、さらに野外試験での結果から、表層の変異原性を示す反応生成物は降雨と共に地下に浸透することで表層の変異原性が低下することが示唆され、生成された変異原性物質には、ジクロロ酢酸、トリクロロ酢酸などが認められた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究結果から、塩素系消毒剤の土壌への利用は土壌にすでに存在する物質等との反応により変異原性物質が産生されること、その残留は高温環境下、低温環境下においても3か月を超える期間は残存すること、また、降雨により地下浸透が起こりうることから、副生成物の地下水への混入等についても懸念される。よって、消毒剤を感染症の予防に土壌等に使用する場合には、アルカリ系消毒剤等を優先することが推奨される。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022 2020

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 塩素処理土壌中の変異原性物質の検索2022

    • 著者名/発表者名
      杉田和俊 ,丸山美優,小野史礼,髙木敬彦
    • 学会等名
      日本環境化学会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 土壌の塩素処理に伴う変異原性挙動の変化2020

    • 著者名/発表者名
      小野史礼、杉田和俊、髙木敬彦
    • 学会等名
      第163回日本獣医学会学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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