研究課題/領域番号 |
18K11684
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64010:環境負荷およびリスク評価管理関連
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研究機関 | 長野工業高等専門学校 |
研究代表者 |
酒井 美月 長野工業高等専門学校, 都市デザイン系, 教授 (50418688)
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研究分担者 |
松下 英次 長野工業高等専門学校, 環境都市工学科, 教授 (20369979)
門上 希和夫 北九州市立大学, その他の研究科, 教授 (60433398)
井上 隆信 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00184755)
松本 嘉孝 豊田工業高等専門学校, 環境都市工学科, 教授 (40413786)
宮里 直樹 群馬工業高等専門学校, 環境都市工学科, 准教授 (00435413)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 微量汚染物質 / 網羅分析 / カンボジア / 水質 / 起源解析 / 化学物質 / 土地利用変化 / ドローン / 水域モニタリング / 空撮画像 |
研究成果の概要 |
プノンペン市近郊の水域を対象に、2011、2018、2019年に河川、廃水、雨水を対象に試料を収集し、約1000種類の有機微量汚染物質を一斉分析した。経過時間による検出状況を変化および季節変化を確認するとともに、検出された微量汚染物質を使用形態ごとに分類し汚染源を対象に、主成分分析(PCA)とクラスター分析を実施した。結果から4 つの主要な主成分が明らかになり、都市下水では複合汚染スコアと家庭由来汚染スコアが高く、これは季節を問わず共通の傾向であった。しかし、河川水は採取年度により工業物質や大気物質の主成分スコアが高く季節による特性が微量汚染物質の検出状況と濃度に影響を与えることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
経済発展,人口増加の著しい地域における下水と河川水中の化学物質種の網羅調査にて,下水,河川水,雨水ともに多くの物質が検出された. 経時による変化では,下水,河川水ともに総濃度は上昇しており,経済発展によって使用される化学物質の量が増えていることが示唆される.季節による変化では,単純な流量の増加だけでなく,季節ごとのライフスタイルの違いが河川の水質に影響を及ぼしていることが確認された.多変量解析により各地点の汚染原因を把握することが出来、採水地点ごとの重要度を明らかにできた。本研究によって得られた結果は,環境水における管理のための監視地点・対象物質の選定に資するものとなった.
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