研究課題/領域番号 |
18K11689
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64020:環境負荷低減技術および保全修復技術関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
黄 仁姫 北海道大学, 工学研究院, 准教授 (70447077)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ごみ焼却排ガス処理 / 竪型ストーカ式炉 / 窒素酸化物 / シアン化水素 / アンモニア / 自己脱硝 / 酸化抑制 / 竪型ストーカ式焼却炉 / 脱硝技術 / 排ガス処理 / ごみ焼却 |
研究成果の概要 |
竪型ストーカ式焼却炉は,従来のストーカ式炉に比べごみ層の横方向に燃えむらがなく,より均質で高発熱量の可燃ガスを発生させ,効率の良い燃焼が実現できる。今後のごみ焼却において活用が期待される新たな燃焼装置であるが,まだ運転実績が少なく,その特徴が知られていない。本研究では,排ガス中のNOX低減の観点からごみ層の還元雰囲気下でNOXの自己脱硝反応に着目し,竪型ストーカ式炉焼却炉におけるごみ層でのNOX,HCN,NH3の発生特性と燃焼室での酸素濃度,温度,共存可燃ガス類等がHCN,NH3の酸化・還元挙動に及ぼす影響等について実炉での排ガス濃度測定,室内実験,燃焼シミュレーションを通じて明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ごみ層内に燃焼-ガス化-熱分解の特有な垂直的反応ゾーンを持つ竪型ストーカ式焼却炉についてNOX生成・低減への影響因子とそのメカニズムを明らかにし,燃焼制御による低コストのNOX低減技術に応用できる知見が得られた. ごみ処理の中心技術として一般廃棄物の約80%を処理している焼却において,今後の施設運転の高効率化,コストの低減につながる研究成果として意義がある。
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