研究課題/領域番号 |
18K11690
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64020:環境負荷低減技術および保全修復技術関連
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
カビール ムハムドゥル 秋田大学, 理工学研究科, 准教授 (10422164)
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研究分担者 |
吉村 昇 秋田大学, 名誉教授, 名誉教授 (60006674)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | FEM-EK法 / Cs / ゼオライト / イオン吸着電極 / セシウム / 除染 / 動電学的処理 / Cs濃度 / くん炭 / 水平電極式動電法 |
研究成果の概要 |
非放射性Csの除去および作製したイオン吸着電極によるCsの吸着の確認ができた。作製した電極の導電率は10マイクロS/mを数千倍まで達成し,Cs吸着能力ではゼオライト質量比10 wt%においておよそ2500 mg/kgの吸着量であった。フレキシブル性では,水分を加えることによって目標の80 %以上のフレキシブル性を得ることができた。 フィールド試験では,福島大学と共同で,放射性土壌を用いて,FEM-EK法による除染効果を調べている最中,コロナ禍の影響で一部は実施できなかったものの,数回の実験では,自然環境下でもFEM-EK法によるCsや重金属の除去が可能であるとわかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,自然汚染が大きな問題となっており,汚染土壌の修復が急務となっている。汚染土壌の修復技術の一つに動電学的処理法があり,一定区間の汚染土壌に金属板電極を垂直に設置し,その間に直流電圧を印加し,クーロン力により金属イオン(例えば,Cs,Pb,Cuなど)を陰極へ移動させ,汚染土壌を修復していく技術である。しかし,この方法の問題点として,陰極へ移動した金属イオンが排水とともに放流してしまう等の二次被害の恐れがある。そこで,申請者の研究グループでは動電学処理を行う新手法(FEM-EK法)を提案している。この手法では,処理後表土にある陰極だけを保管するため,大量の土壌の保管・管理はしなくても済む。
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