研究課題/領域番号 |
18K11692
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64020:環境負荷低減技術および保全修復技術関連
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
荷方 稔之 宇都宮大学, 工学部, 助教 (30272222)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 1,4-ジオキサン / 活性汚泥 / 菌叢解析 / バイオオーグメンテーション / 1,4-ジオキサン分解細菌 / 16S rRNA遺伝子アンプリコン解析 / 磁化活性汚泥法 / ビスフェノールA / ビスフェノールA分解細菌 / ビスフェノールA資化性細菌 / PCR-DGGE / 走化性 / 汚染物質 |
研究成果の概要 |
生物学的汚染土壌の処理方法の一つであるバイオオーグメンテーションにおける汚染物質分解細菌の濃縮と効率的な新規濃縮技術の開発を目指し、生物学的に難分解性である1,4-ジオキサンをモデル汚染物質とした活性汚泥の馴養を磁気分離を用いた磁化活性汚泥法で培養した。約800日間の馴養の結果、炭素源として添加した1,4-ジオキサン及びテトラヒドロフランがCOD除去率として90%以上を示した。この馴化汚泥から1,4-ジオキサン存在下で増殖する細菌種の単離に成功したことから、磁化活性汚泥法を用いた分解細菌の濃縮と単離が可能である事が示唆され、より効率的なバイオオーグメンテーション技術の開発の可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
バイオオーグメンテーションに代表される汚染土壌のより効率的な生物学的浄化法を目指し、環境基準にも指定されている1,4-ジオキサンをモデル汚染物質として、活性汚泥を磁気による固液分離を行う磁化活性汚泥法を用いて馴養することで本物質を分解する細菌群集を含む汚泥を構築した。さらにこの汚泥から1,4-ジオキサンを分解する細菌を単離することに成功したことから、本法を用いることでより効率的な汚染物質分解細菌の濃縮と分離が可能となることが明らかとなった。
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