研究課題/領域番号 |
18K11698
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64020:環境負荷低減技術および保全修復技術関連
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
橋本 淳 大分大学, 理工学部, 准教授 (00342551)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | すす / 粒子状物質 / 多環芳香族炭化水素 / 予混合火炎 / 拡散火炎 / 燃焼 / モデル / 予測モデル / プール燃焼 / すす予測モデル / 液面燃焼 |
研究成果の概要 |
近年,大気汚染物質として微小粒子が注目を集めている.エネルギー利用効率向上のため,燃焼機器は高圧条件下での運転が求められている.一方,そのような条件下では微粒子生成が促進されるとともに,その生成メカニズムについては不明な点も多い.これまでの研究から,液体燃料は燃焼室内で液面燃焼を生じ,主たる微粒子生成源となっていることが明らかになった.そこで本研究ではまず,設計計算に適用可能な微粒子予測モデルを構築した.次に,独自に考案した液面燃焼実験を含む基礎燃焼実験を行い,微粒子生成特性のモデル検証を行った,さらに,直噴ガソリンエンジンを対象とし,液面燃焼が生じる条件を含めてモデル検証を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
SDGsの目標7に基づけば,技術・インフラが不十分な国々へ我が国が果たす役割として,従来型の化石燃料を有効利用しつつ,再生可能エネルギー(バイオ燃料等)を活用,クリーンにエネルギーを生み出す方法を学術的に明らかにし,工学的に普及させる手段の確立は重要なミッションである.実用機器から生じる微粒子は健康被害へ直結する.また,熱効率の観点からも生成量を予測して低減させることが好ましい.本研究の成果は,ゼロエミッション社会の早期確立へ大きく貢献できる.また,微粒子生成モデルは燃焼機器の有効利用に留まらず,カーボンブラック生成,新材料生成など多分野に渡って活用できることから,今後の波及効果も期待できる.
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