研究課題/領域番号 |
18K11713
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64030:環境材料およびリサイクル技術関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
寺本 真紀 高知大学, 教育研究部総合科学系複合領域科学部門, 准教授 (60545234)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 原油系燃料 / バイオディーゼル燃料 |
研究成果の概要 |
A株のワックス(エステル)合成遺伝子は同定できた。しかし、大腸菌をエタノール存在下で培養するだけで、脂肪酸エチルエステルが生産された。A株の脂肪族化合物の生産は、20度よりも28度で顕著に生産されることを明らかにした。引き続き解析を続ける。1-テトラデカノールを高生産するこれまでにない菌株を数株取得することに成功した。C10の脂肪酸を主生産するこれまでにない菌株を3株取得することに成功した。分岐脂肪酸、シクロプロパン脂肪酸を主生産する菌を2株ずつ獲得することにも成功した。 γ-デカラクトンを生産するこれまでにない菌を発見した。DHA、ファルネシルアセトン、コハク酸の生産菌も発見した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
A株の脂肪酸メチルエステルや脂肪酸エチルエステルの生産は、エステル合成遺伝子よりもメタノールやエタノール合成遺伝子が重要であると考えられた。1-テトラデカノールは、報告者が以前発見した1-ヘキサデカノールよりも良いそのまま使える燃料になると考えられる。C10の脂肪酸は、水素化(脱酸素)のみで、ガソリン・ジェット燃料・ディーゼル燃料、と全ての原油系燃料になる炭化水素になる。分岐脂肪酸や環状脂肪酸(特にシクロプロパン脂肪酸)は燃料生産に有用である。 γ-デカラクトンやファルネシルアセトンは、構造から細菌界でシグナル物質として作用する可能性があり、DHAや コハク酸は食品として役立つ可能性がある。
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