研究課題/領域番号 |
18K11724
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64040:自然共生システム関連
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研究機関 | 小樽商科大学 |
研究代表者 |
片山 昇 小樽商科大学, 商学部, 准教授 (30646857)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | チシマザサ / 撹乱応答 / 補償成長 / 生態系サービス / 北方林 / 山菜 / 森林 / 表現型可塑性 |
研究成果の概要 |
持続的で効率的な生態系サービスの利用には,人為的撹乱と生態系サービスの関係を科学的に調査し,撹乱後のサービスの変化を予測する必要がある.本研究は「山菜」を材料にして人為的撹乱に対する山菜の応答を調べ,(1)収穫に応じて山菜(タケノコ)の生産性は強化されうること,(2)タケノコの生産性は生育地の傾斜角度に規定(急傾斜の場所ほどタケノコの生産数は少なく,太いタケノコが生産)されること,(3)収穫に応じたタケノコの生産性の強化も傾斜角度の影響を受けることを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生態系サービスとしての利用価値は高いにもかかわらず,山菜は資源としてあまり活かされていない.その理由は,山菜の撹乱応答を調べた研究は少なく,どのような撹乱がどのような条件で加わると山菜の生産性が向上するかについて解明されていないからである.本研究は,これまで培われてきた基礎生態学の知見やアプローチを用いて,山菜における人為的撹乱(人による収穫の影響)を科学的に調査し,収穫に応じて山菜の生産性は強化されうることを明らかにした.本研究の成果は森林に眠る山菜資源の有効な活用法を見つけだし,新たな産業基盤を生み出す契機になると期待している.
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