研究課題/領域番号 |
18K11725
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64040:自然共生システム関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
永松 大 鳥取大学, 農学部, 教授 (20353790)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 海岸砂丘 / 海浜植生 / 植生保全 / 人為攪乱 / 鳥取砂丘 / 鳥取砂丘海岸 / 生態系サービス / 土地利用変化 / 海浜砂丘 / グリーンインフラ |
研究成果の概要 |
海岸砂丘が持つEco-DRR機能解析のために,鳥取砂丘海岸を対象に砂丘と植生の安定性評価を行った。数十年単位の長期には,人間の働きかけによる直接変化が大きかった。10年単位での砂丘内の砂移動量からみると,植物が生育する場所は砂が堆積傾向にあり,外来植物は砂移動量が少ない場所に生育する傾向がみられた。研究期間中に短期の植生変化は認められなかった。海岸砂丘では在来植物が砂を補足して堆積させる機能を持ち,砂丘のEco-DRR機能維持と向上に貢献している可能性が考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題では,国立公園鳥取砂丘内に初めて設置された昆虫の保護柵を活用して,人の踏みつけによる海浜植物の生育への影響を解明した。砂丘の植物が踏みつけられることにより枯死が増え、植物の生育状態が悪化する状況を詳細に解析し,論文発表した。砂蓄積など過去数十年間の記録を解析し,Eco-DRR機能を含めた鳥取砂丘の自然生態系に関する学術的知見をとりまとめた英文書籍「Tottori Sand Dunes」を2022年春に出版し,海岸砂丘がもつEco-DRR機能について社会に発信することができた。
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