研究課題/領域番号 |
18K11745
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64050:循環型社会システム関連
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
林 清忠 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農業環境研究部門, 主席研究員 (40355475)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ライフサイクルアセスメント(LCA) / シナリオ不確実性 / プロスペクティブLCA / 意思決定 / 持続可能な調達 / 土地利用変化 / 原料調達 |
研究成果の概要 |
ライフサイクルアセスメント(LCA)を活用し持続可能な調達を実現する上で、データの入手可能性に起因する不確実性を考慮することが重要である。そのため、対象とする不確実性をエピステミック(知識の不十分性に基づく)不確実性と明示化した上で、シナリオ不確実性を定式化した。まず、データの質に基づいた従来の方法ではなく、意思決定者の知識状態を組み入れた新たな方法を提示した。次いで、土地利用変化を事例とし、知識状態に対応したライフサイクルGHG排出量を求めるとともに、知識状態を考慮した確率分布を導出した。さらに、バリューチェンに関する視点を持続可能な農業システムへの転換の視点と連結する方法を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ライフサイクルアセスメント(LCA)が様々な場面で利用されるようになったが、計算結果の信頼性については多くの課題が残されている。本研究では、不確実性を解析する視点からその課題にアプローチし、データの質ではなく、想定されているシナリオに起因する不確実性(エピステミック不確実性)を導出する方法を提案した。これにより、LCAを政策等で活用する場面において、様々なシナリオと不確実性分析を直接関連付けることが可能となり、農業技術改善の程度や環境ラベルの効果等をより現実的な視点から検討できるようになる。
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