研究課題/領域番号 |
18K11766
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
南 慎二郎 立命館大学, 政策科学部, 授業担当講師 (80584961)
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研究分担者 |
森 裕之 立命館大学, 政策科学部, 教授 (40253330)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 環境マネジメント / 行動経済学 / 制度経済学 / アスベスト災害 / 内部集積不利益 / 内発的発展 / 社会的費用 / リスクコミュニケーション / 地域コミュニティ / 行動経済学・制度経済学 / 政治経済学・経済社会学 / 公害研究 / 歴史研究 / 社会保障 |
研究成果の概要 |
本研究はアスベスト災害を主な研究対象として、短期的な損得にとらわれずに長期的な環境汚染・災害予防の対策として実効性の高い環境マネジメントを構築することを目標として、その政策的合意形成と政策実行の方策を求めるものである。 その研究成果として、第一に、独自の視点として「内部集積不利益」や環境政策研究の方法論に関する理論的追究を行った。第二に、地域や自治体の取組におけるアスベスト災害への対策やリスクコミュニケーション活動に関する実態や含意について明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アスベスト災害のような原因の発生から被害の発生まで長いタイムラグが生じる問題の場合、将来の被害リスクを過小評価して対策が不十分なものになりやすく、さらに将来の問題への関心の薄さから災害原因に関する記録や歴史も失われやすい。そのため、この特徴を鑑みての、このような現象の発生メカニズムや政策手法の探究・解明が必要であり、社会問題研究としての学術的意義が高いものとして位置づけられる。さらにこの視点での実際の対策やリスクコミュニケーションを評価することは現実の政策の実効性を高めることに寄与する社会的意義があるものといえる。
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