研究課題/領域番号 |
18K11772
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
ロメロ・ホシノ イサミ 帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (40579471)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 日本外交史 / キューバ / 砂糖 / 日米関係 / 冷戦史 / 国際砂糖協定 / キューバ革命 / エルネスト・ゲバラ / 日本キューバ関係 / 対日差別待遇問題 / エルネスト ゲバラ / 日・キューバ関係 / 岸信介 / 池田勇人 / 冷戦 / 占領期 / 日本・キューバ関係 / 食料外交 |
研究実績の概要 |
令和5年度は、コロナの影響で不足していた史料調査と今までの研究成果を学会で発表した。また、研究成果の出版(書籍版)を進めた。 まず、2023年の9月にロンドンに10日間滞在し、英国国立文書館 (National Archives) の史料を調べた。コロナの期間、国際調査ができず、今まで遅れてきた研究を進めることができた。とくに英語の史料館は、コロナ以降、史料調べる過程がスムーズになり、研究が必要としている史料を集めることができた。その史料については2024年度の学会で発表したい。 次に、コロナ以前に集めたデータを軸に、2つの国内学会 (日本国際政治学会 (11月)、同時代史学会 (12月)) と1つの国際学会 (第3回日墨コロキアム) で研究成果を発表した。重要なを指導を受け、それを研究に進めることにする。 続いて、研究成果の書籍化に向けて、いくつかの候補の出版社にコンタクトをとった。同時に、今までスペイン語の学術雑誌で出版してきた研究成果を日本語に翻訳し、新しいデータを取り入れた。最終的に、6章から構成される書籍のドラフトを用意し、2024年に向けて出版することを目指す。 最後に、2024年度では、日本外務省の外交史料館で開示された新しい史料を集め、今回の研究の最終的なまとめを行い、今後、筆者が進めたい冷戦初期 (1945-1960) の日本の「食糧外交」 、主に砂糖と鯨肉に関する情報の準備も進めたい
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナの影響で予定していた英国、オーストラリア、キューバの史料館での調査ができなかった。しかし、2023年は、英国国立文書館 (National Archives) に行くことができた。この資料調査で思った以上の成果を得ることができた。その理由は、英国国立文書館におけるサービスがコロナ以降スムーズになり、必要としていた史料を短期間でみることができた。 残念ながらキューバとオーストラリアの史料館にはいけなかったが、キューバのついては、前回行った研究「池田政権の「対米協調」外交像の再検討―キューバ糖問題を中心に」 (若手研究B 26870022)の史料を通じて進めることができた。豪州については、予算の関係でいけなかったが、将来的には、オーストラリア国立公文書館の史料を調査したい。 また、今までコロナの影響で停滞していた研究であったが、2022年に行った日本外務省の外交史料館の史料を見ることができ、研究が進んだ。まだ、開示されていないものもあるが、すでに申請が終わり、2024年には見られるため、研究は進むと想定している。 最後に、3つの学会で成果を発表し、重要なコメントをいただき、それを軸に本研究が目指している研究の書籍化を進めたい。
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今後の研究の推進方策 |
本研究の最後の1年は、まだ不足している国内の史料調査を終え、研究の書籍化を進めたい。また、2023年に調べた英国での調査と2024年に行う国内調査を軸に、国内の学会で発表を行いたい。
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