研究課題/領域番号 |
18K11777
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
東 悦子 和歌山大学, 観光学部, 教授 (00362856)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 移民の歴史 / 移民県和歌山 / 出移民の遺物 / 出移民の記憶 / 保存と継承 / 地域連携 / 北米と南米 / 移民の遺物 / 移民の記憶 / 地域と連携 / 成果の公開 / 目録化 / 展示会 / 和歌山から北米 / 大学と地域 / 連携と協働 / 成果と公開 / 地域と大学 / 移民送出地と受け入れ地 / 展示と公開 / 連携の重要性 / 新たな価値 / 移民 / 和歌山 / デジタル化・目録化 |
研究成果の概要 |
和歌山県日高郡美浜町出身のカナダ移民及び同県紀の川市やその周辺(旧那賀地方)出身の米国移民を主たる対象として他機関の研究者や地域の団体と連携しつつ、出移民に関する記憶の保存と継承を目的に、移民した家族がいる家庭に残る遺物の目録化や記憶の聞き取りを行い、その成果は展示会の開催や冊子の発行によって公開。主な発行物は、2020年『移民と和歌山 三尾のカナダ移民』日・英版三つ折りパンフレット、2021年『移民県和歌山における移民をめぐる記憶と遺物の保存と継承~那賀地方における移民の記憶~』、2024年「移民県和歌山における移民をめぐる記憶と遺物の保存と継承 帰加二世水田治司氏の『雑記帳』から」である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
和歌山県紀の川市の家庭に保管されていた移民に係る遺品約400点を目録化したことで、世代交代とともに消失の恐れがあった資料が、大学の研究所に寄贈された。保存と継承という点で意義があり、これらは移民史を紡ぐディテールとして今後研究資料としても活用されるであろう。次にその遺物を展示し、公教育であまり取り上げられていない日本人海外移民の歴史に触れる機会を提供したことで、来場者から新たな情報が得られ、移民を知らない世代の関心を喚起することにもなった。加えて渡航先で言葉・文化・制度の壁などに直面した移民者の経験に触れ、現在、労働の担い手として日本で働く外国籍の人々との共生についても考える機会を提供できた。
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