研究課題/領域番号 |
18K11785
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 神田外語大学 |
研究代表者 |
高地 薫 神田外語大学, 外国語学部, 講師 (30345178)
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研究分担者 |
Horton William.B 秋田大学, 教育文化学部, 准教授 (00625262)
山本 まゆみ 宮城大学, 基盤教育群, 教授 (60709400)
北村 由美 京都大学, 附属図書館, 准教授 (70335214)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | インドネシア政治史 / 冷戦 / 国際関係 / アメリカ合衆国 / 学術の政治利用 / インドネシア / 学術界 / 地域研究 / 軍 / CIA / 外交 |
研究成果の概要 |
インドネシアとアメリカにおける学術界の政治関与、あるいは学術界の政治利用について以下のことを明らかにした。(1)アメリカ政府やCIAが、インドネシアをフィールドとする学術研究へ資金援助を行ない、自らの必要とする情報を得ていた。(2)アメリカの研究者には自覚的に政府・CIAに協力した者がおり、学術上の倫理をないがしろにした。(3)政府の動きが、有用な学術研究を損なうこともあった。(4)インドネシアでは陸軍幕僚指揮学校を中心に、CIAやRANDコーポレーションを例にして、経済から歴史まで幅広い研究者のネットワークを築いた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により、冷戦下における研究活動や成果が、政治学や経済学、歴史学のようにリアル・ポリティクスに密接に関わる分野のみならず、文化人類学のように政治とはあまり関係がないとみなされてきた分野でも、相当な政治介入が行なわれており、また積極的に政治的関与をする研究者がいることが明らかになった。学術的な中立性や倫理を保つことの難しさとともに、そうした研究成果の評価にも細心の注意を払う必要性があることが明確に示された。
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