研究課題/領域番号 |
18K11787
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
井関 正久 中央大学, 法学部, 教授 (20343105)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ドイツ抗議運動 / 68年運動 / 旧東ドイツ市民運動 / 反原子力運動 / 右翼ポピュリズム / ドイツ / 抗議 / 社会運動 / 新左翼 / 新右翼 |
研究成果の概要 |
1960年代の新左翼の学生抗議運動で実践された挑発的抗議スタイルとその背景にある運動理念が、現在に至るまで、左翼系諸運動のみならず、同勢力と激しく対立する新右翼勢力にも継承・発展ないし利用されてきた過程を、左翼系ではゴアレーベンの反原子力運動、新右翼系では「ドイツのための選択肢」(AfD)をおもな事例に、現地での運動家や政治家へのインタビューおよび一次資料の収集によって、実証的に考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究のオリジナリティは、左翼と右翼の抗議スタイルの変遷とその過程で生じた両陣営間の相互作用について、新左翼系抗議運動の出発点と位置づけられる「68年運動」まで遡り、現在のソーシャルメディアやWeb会議ツールを駆使した新しいタイプの抗議運動までを視野に入れて、実証的に取り組んだところにある。本研究は従来、左翼系の運動をおもな対象としてきた社会運動研究に、新たな視点をもたらすものとなった。
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