研究課題/領域番号 |
18K11802
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 特定非営利活動法人社会理論・動態研究所 |
研究代表者 |
朴 仁哲 特定非営利活動法人社会理論・動態研究所, 研究部, 研究員 (90752717)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 朝鮮人「満洲」移民 / 歴史社会学 / 地域研究 / 東アジア / 多文化共生 / 戦争の記憶 / 語り部 / 世代 / 市民講座 / ナラティヴ・アプローチ / 越境 / 平和 / 生活史 / 記憶の場 / 「満洲」 / 朝鮮半島 / 移住要因 / 移住動態 / 移民母村 / 「集団部落」 / 東アジアの記憶の場 / 満洲 / 移民体験者 / 安全農村 |
研究成果の概要 |
本研究は、オーソドックスな歴史学的方法による朝鮮人「満洲」移民研究に社会学的方法を導入した。本研究の成果は、以下のようである。第1、研究方法をレビューして展開した。第2、戦争の記憶と植民地経験の継承についての研究を進めた。第3、日本人の「満洲」移民研究に架橋することができた。第4、東アジアの記憶の場についての研究を進めた。第5、多文化共生研究への予備的考察ができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
質的研究方法による朝鮮人「満洲」移民研究は、まだ始まったばかりの萌芽的な研究である。本研究では、文献資料によるマクロな視点および朝鮮人「満洲」移民体験者のライフヒストリー(生活史)によるミクロな視点を組み合わせて、朝鮮人「満洲」移民問題を多層的な視角から考察した。本研究の学術的意義としては、歴史学と社会学の研究手法の融合を試み、朝鮮人「満洲」移民体験者の生活史に多面的にアプローチすることができた。研究成果を所属の学会と研究会のほか、市民講座や公開講座などでも積極的に発信している。本研究の社会的意義としては、今後における東アジアと日本の人々の共存・共生にとって、示唆を与えるものである。
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