研究課題/領域番号 |
18K11804
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
|
研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
近藤 史 弘前大学, 人文社会科学部, 准教授 (20512239)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | アフリカ農村 / 植林 / 環境保全 / 持続性 / 外来樹 / 林業 / 樹木作物 / 林産資源利用 / 持続可能性 / 地域産業振興 / 農村 / アフリカ / アクションリサーチ / 地域開発 / 野火管理 / アフリカ農村開発 |
研究成果の概要 |
本研究では、東アフリカ・タンザニア連合共和国において、林業や果樹生産などを目的として地域住民が自らおこなう植林に焦点をあてた。有用樹を植えるという行為から、それがまとまった面積の林を形成し、産業として軌道にのるまでのあいだには長い年月を要する。日本の事例とも比較しながら、その過程で野火の制御などいかなる課題に直面し、またそれにどのように対処しうるのか、地域住民のイニシアチブやアイデアに着目して分野横断的な視点から記述・分析した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アフリカにおける森林減少は農村地域の貧困問題と密接に関係している。従来の環境保全研究は、森林を人為的影響から隔離したり、劣化した植生を修復することに主眼を置いていため、そこから導き出される実践の方策は「利用できない森」の守り方、育て方であった。それは、森林資源に依拠して生計をたてている住民には受け入れ難く、軋轢を生じてきた。これに対して、利用するからこそ森が形成、維持されるという逆転の発想にたつ本研究の成果は、人間活動を排除しない環境保全策のモデル化に寄与するもので、住民の理解を引き出しやすく、普及可能性が高い。
|