研究課題/領域番号 |
18K11805
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
三宅 真由美 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 講師 (00340092)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | シンガポール / 留学生 / 留学生政策 / 高度人材 / 留学生の位置づけ / 留学生受入れモデル / グローバル・スクールハウス構想 |
研究成果の概要 |
本研究は、外国人人材に大きく依存し、経済成長を遂げてきたシンガポールにおける留学生政策について、留学生の位置づけの視座から分析を行った。研究代表者は、留学生政策の検討には、留学生の社会的位置づけが極めて有用であると捉えており、この点において、本研究の独自性が見出せるのではないかと考えている。 シンガポールにおける調査や文献研究に基づく分析の結果、シンガポールの留学生政策は、留学生を「高度人材」と位置づけた上で、長期的経済成長をめざし留学生を招致する、長期的経済成長重視モデルであることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
天然資源にほとんど恵まれず、人材が唯一の資源と捉えられてきた歴史的経緯と共に、近年では少子化が急速に進行し、経済成長を維持するためには労働人口の補完として移民を受け入れざるを得ないシンガポールについて、その留学生政策の分析を行った本研究は、シンガポール同様、留学生の位置づけが「一時滞在者」から「高度人材」へと変容した日本の留学生政策を検討する上で示唆に富んでいる。 また、シンガポールの留学生政策は、留学生を「高度人材」と位置づけた上で、長期的な経済効果を企図し留学生を招致する、長期的経済成長重視モデルであることを明らかにした本研究成果は、今後の日本社会および日本経済の発展に寄与するものである。
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