• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ラーマ6世・7世時代の資料に見るオリエンタリズムとしての日本表象の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K11812
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分80010:地域研究関連
研究機関京都大学

研究代表者

平松 秀樹  京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 連携准教授 (20808828)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 交付 (2021年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード日本表象 / タイ文学 / タイ映画 / オリエンタリズム / ジャポニズム / ラーマ6世 / ラーマ7世 / タイ・フィルムアーカイブ / ジャポニスム / ラーマ7席
研究実績の概要

令和2年度と同様に令和3年度においても、当初の研究実施計画で予定していた現地資料調査、および海外からのゲストを招聘しての研究総括のためのシンポジウムが、海外渡航制限などの社会事情によりキャンセルとなった。
本年度は、昨年度と同様に過去に実施した現地調査によって得た資料をもとにして、本研究の目的である、ラーマ6世・7世期(20世紀前半)に発表された文学テクスト、雑誌・新聞等の同時代資料、映画作品を対象とした、タイから日本へ向けられた言説・表象に着目した個々の作品分析を行った。当時のタイからの日本認識が、西洋オリエンタリズムと同種のものか、あるいはタイ独自のバイアスが加味されているのかを検証し、文化的側面からみた日=タイの関係性の実相を明らかにしていくものである。
また、論文「タイ映画『バッド・ジーニアス─危険な天才たち』とカンニング─ヒロインは聖女か悪女か」(『結末の向こう側:混成アジア映画研究2021』(京都大学東南アジ ア地域研究研究所)CIRAS Discussion Paper 107、2022)、「タイのラーマーヤナ「ラーマキエン」の現代的展開―チャイヨー・スタジオ製作映画を中心にして」(『現代東南アジアにおけるラーマーヤナ演劇』めこん2022)を執筆した
今年度実施できなかった研究計画は、補助事業期間延長により次年度実施する。タイ・フィルムアーカイブにおける20世紀前半のタイと日本との関係に触れた資料調査を行うとともに、海外および国内からジャポニスム、オリエンタリズム研究の専門家を招き研究集会を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

海外渡航制限によって、本年度に予定していたタイ・フィルムアーカイブにおける映像資料調査、および海外からの専門家を招聘したシンポジウムが実施できなかったため。研究が遅れている。
当該調査・研究は来年度に延長して実施し、本研究を総括する予定である。

今後の研究の推進方策

来年度は、タイ・フィルムアーカイブにてドキュメントを中心とする映像資料調査を実施する。また、今まで収集した資料を整理し、総合的な分析を行い、予定している研究発表に備える。同時に研究を統括して文章化し成果をまとめる。

報告書

(4件)
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

研究成果

(9件)

すべて 2022 2021 2020 2019 2018

すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 1件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] タイ映画『バッド・ジーニアス─危険な天才たち』とカンニング─ヒロインは聖女か悪女か2022

    • 著者名/発表者名
      平松秀樹
    • 雑誌名

      『結末の向こう側:混成アジア映画研究2021』(京都大学東南アジ ア地域研究研究所)

      巻: CIRAS Discussion Paper 107 ページ: 32-42

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] タイのラーマーヤナ、「ラーマキエン」の現代的展開―チャイヨー・スタジオ製作映画を中心にして2022

    • 著者名/発表者名
      平松秀樹
    • 雑誌名

      現代東南アジアにおけるラーマーヤナ演劇

      巻: めこん ページ: 64-79

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 国際共著
  • [雑誌論文] 境界を越えて─アノーチャ・スウィチャーゴーンポン監督The Lineをめぐって2021

    • 著者名/発表者名
      平松秀樹
    • 雑誌名

      越境する災い:混成アジア映画研究2020

      巻: CIRAS Discussion Paper 100 ページ: 24-27

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] トムヤンティ『クーカム』(メナムの残照)再考 映画・テレビドラマ版とともに2020

    • 著者名/発表者名
      平松秀樹
    • 雑誌名

      『正義と忠誠:混成アジア映画研究2019』(京都大学東南アジア地域研究研究所)混成アジア映画研究2019

      巻: CIRAS Discussion Paper 82

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 「天使」はタイには必要ないか?日本の原作小説『カラフル』とともに:タイ映画『Homestay』(2018)覚書2019

    • 著者名/発表者名
      平松秀樹
    • 雑誌名

      山本博之編著『正義と忠誠:混成アジア映画研究2018』(京都大学東南アジア地域研究研究所)

      巻: CIRAS Discussion Paper 82 ページ: 28-32

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] タイ映画にみるLGBTの諸相2019

    • 著者名/発表者名
      平松秀樹
    • 学会等名
      ”Global Network for Gender Studies in Asia”(国際新世代ワークショップ)
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 20 世紀のタイ映画・文学にみる日本表象2019

    • 著者名/発表者名
      平松秀樹
    • 学会等名
      北九州市立大学文学部 文化と表象
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] タイ民話「12人姉妹」と現代メディアでの展開―日本民話における共通〈モチーフ〉とともに2018

    • 著者名/発表者名
      平松秀樹
    • 学会等名
      タイ国日本研究国際シンポジウム2018(The International Symposium on Japanese studies in Thailand 2018)
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [図書] 躍動する東南アジア映画 多文化・越境・連帯2019

    • 著者名/発表者名
      平松秀樹(共著) 石坂健治、夏目深雪編著、国際交流基金アジアセンター編集協力
    • 総ページ数
      192
    • 出版者
      論創社
    • ISBN
      9784846018474
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-12-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi