研究課題/領域番号 |
18K11814
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
大野 朋子 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (10420746)
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研究分担者 |
大形 徹 大阪公立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (60152063)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 祭祀植物 / 伝統工芸 / 屋上庭園 / 植物資源 / 外来種 / 栽培植物 / 地域景観 / 資源量 / 供給量 / 開花時期 / 形態的類似 / 露地栽培 / フレンチ種 / 色 / 品種 / 宗教行事 / フィールド写真 / 流通 / 空中庭園 / 園芸植物 / 住居構造 / アーカイブ写真 / 植栽スペース / 都市景観 / 外来種導入 / 住居形態 / 供花 / 繊維植物 / 栽培地 / 野生化 / ヒンドゥー教 / 逃げ出し / 伝統文化 / 宗教 |
研究成果の概要 |
伝統工芸である八重山上布の材料となる苧麻は、現在は多くの栽培地が無くなり、一部の小規模栽培が残る状態にある。また、管理放棄された栽培苧麻は環境への影響は少ないが、一度失った良質な材料を再び手に入れることは困難で、伝統工芸の継承には影響を与える。植物利用の需要と資源の確保の難しさはある時代の地域性を喪失、変容させることを明らかとした。 一方、ネパールではマリーゴールドは、住む人々の生活様式に合わせて植栽され、野生化したものも地域の植物景観の要素となっている。文化的生活のために大量の植物資源が確保され、地域性は担保される代わりに外来種の導入、逃げ出しなど自然環境に与える影響は強くなる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2つの事例を通しての伝統的利用と資源確保の実態から文化的背景を持つ植物資源が地域性と地域環境に及ぼす影響について明らかにした。伝統文化をはじめとする地域性は、自然資源への依存度が高いとその担保は難しくなり、逆に依存度が弱ければ地域性の担保とともに自然環境への影響が強く表れる可能性がある。 本研究は文化人類学や地域学、緑地保全学術上の成果になったとともに今後の自然環境に配慮した特色あるまちづくりにも寄与でき、地域住民の豊かな生活環境の創出と維持に貢献するものである。
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