研究課題/領域番号 |
18K11817
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
安田 章人 九州大学, 基幹教育院, 准教授 (40570370)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 狩猟 / 野生動物管理 / 資源化 / アクシスジカ / 地域社会 / ハワイ / シカ / 移入種 / 野生動物保全管理 / 持続可能性 / 環境ガバナンス / 野生動物 / 共存 / スポーツハンティング / 資源管理 |
研究成果の概要 |
本研究は、ハワイ州に生息するアクシスジカを事例に、野生動物の新たな資源化と地域社会の関係性に焦点を当て、1.「環境ガバナンスと資源管理に関する理論的研究」、2.「フィールドワーク」、3.「調査地への研究成果の還元と応答」の3つを柱として、資源利用をめぐる社会動態を分析する。それによって、野生動物保全と資源管理に対する考察をおこなった。 アクシスジカは島民にとって貴重な生活資源であるとともに、ハワイ先住民の権利復興のアイコンとして活用されていることが明らかとなった。また、アクシスジカの個体数調整とスポーツハンティングが活発化しており、住民による利用との軋轢に着目した社会科学的分析が今後も必要である
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
調査地において明らかとなった野生動物と人間社会の間で生まれる矛盾する関係、つまり食料や観光資源として有用であるが、個体数および人間社会内での調整が難しいことは、現在、日本国内で起きている、イノシシやシカとの有害鳥獣問題との比較や応用が可能である。また、人と野生動物の共存関係を構築するためには、人間社会内の関係調整が必要である事実は、野生動物管理に関する自然科学分野にも影響を与えると考える。
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