研究課題/領域番号 |
18K11825
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
安達 祐子 上智大学, 外国語学部, 教授 (90449083)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ロシア / 国家資本主義 / 政府と企業 / 非公式制度 / ロシア企業 / ステート・キャピタリズム / 非公式性 / 権威主義的資本主義 / インフォーマル・ガバナンス / 資源産業 / インフォーマリティ(非公式性) |
研究成果の概要 |
本研究では、資源大国ロシアにおける国家資本主義(ステート・キャピタリズム)の台頭について、その拡大傾向と発展の背景と意味、およびその仕組みと影響を、ソ連邦解体後に市場経済への体制転換過程で生成された政府と企業の間に機能する特有の相互関係を踏まえ、(1)市場と政府との関係、(2)資源と企業の役割、(3)公式(フォーマル)制度と非公式(インフォーマル)な制度の連関を軸に、明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代ロシアを分析対象としたステート・キャピタリズムに関する学術的考察は、多くの未踏領域を残している。本研究の学術的意義は、政府や国営企業が影響力を拡大する「ロシア型国家資本主義」の仕組みを、現代ロシアを理解する鍵であるインフォーマリティ(非公式性)に着目しながら明らかにしたことにあると考える。また、ロシアによるウクライナ侵攻が続くなか、現代ロシアの国家資本主義的な政治経済の構図を解明することは、ロシアの政治経済体制を理解する手がかりを提供するという点で、社会的意義があると考える。
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