研究課題/領域番号 |
18K11837
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
北村 倫夫 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 特任教授 (80374643)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | デスティネーションマーケティング / 経験価値マーケティング / ツーリスト経験価値 / ツーリズムマーケティング / DMOマーケティング / 地域マーケティング / DMO / 観光マーケティング / サービスマーケティング / 地域ブランディング |
研究成果の概要 |
本研究では、デスティネーション(観光地域)における経験価値マーケティングの理論と手法の新標準モデルを構築した。具体的には、デスティネーションにおいて実行すべきマーケティング・マネジメントの汎用的フレームワークを構築した。また、経験価値マーケティングの中核理論として、「ツーリスト経験価値の公理(試論)」(五つの公理)およびツーリストの「体験」と「価値意識」の網羅的カテゴリー体系を構築した。さらに、中核理論を用いたケーススタディとして、北海道旅行者の経験価値に関するネット質問票調査を行ない、北海道全域における「ツーリスト経験価値」の実態構造を解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義は、いかなるデスティネーションにも応用可能なマーケティングの汎用的なフレームワークを構築したこと、中核となる「ツーリスト経験価値マーケティング」の理論と手法をツーリストの「エクスペリエンス(体験・経験)」と生起する「価値意識(ポジティブ感情)」の関係を基礎として構築したこと、ネット質問票調査によるオリジナルデータを用いてツーリスト経験価値の実態構造を解明(ケーススタディ)したことなどである。一方、社会的意義は、観光地域の発展に不可欠とされているマーケティング活動の実行に際して準拠すべき、科学的かつ標準的なマーケティングの理論と手法のモデルを提供できたことである。
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