研究課題/領域番号 |
18K11846
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 桜美林大学 |
研究代表者 |
金子 淳 桜美林大学, リベラルアーツ学群, 教授 (00452178)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 博物館 / コンテンツツーリズム / 展示 / 観光 / 歴史像 / ポピュラーカルチャー / オーセンティシティ |
研究成果の概要 |
本研究では、主に歴史系博物館を対象に、コンテンツツーリズムが来場者の歴史像の構築に寄与できているかどうかを検証した。現地調査および文献調査により、博物館が既存のコンテンツ(作品)を対象とした展示を行う際に、多様なオーセンティシティ概念を採用し、状況に応じて使い分けられていることが判明した。また、博物館とコンテンツツーリズムはシンプルに結びつくような性質のものではなく、さまざまな文化的な背景や政治・経済的な状況などと絡みながら、多様で複雑な展開を遂げており、そのオーセンティシティの相貌について具体的に描き出していく必要性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コンテンツツーリズムと博物館との結びつきについては、経済効果や費用対効果などといった観点から積極的に活用しようとする動きがある一方で、安易に導入しようとすることへの懸念も根深く、両極端な反応をみせている。そこで本研究においては、こうした立場からは距離を置いた上で、コンテンツツーリズムと博物館の関係に関する歴史的・実践的検討を通して、相互の関係の具体的な相貌を描き出した。本研究において得られた知見は、実際のコンテンツツーリズムの現場、特に歴史系博物館において今後の展示の方向性を見極める重要な指針を与え、歴史まちづくりの実践の場にも寄与することができると考えられる。
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