研究課題/領域番号 |
18K11847
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
野口 洋平 杏林大学, 外国語学部, 准教授 (90387944)
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研究分担者 |
花井 友美 帝京大学, 経済学部, 准教授 (70634525)
具 敏靖 帝京大学, 経済学部, 研究員 (30870886)
金 振晩 帝京大学, 経済学部, 教授 (60554160)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ボーダーレス観光 / シェンゲン協定 / 東アジア / 出入国審査 / 二次交通 / 電子決済 / 観光政策 / ロングステイ / 出入国管理 / 国際観光 / ヨーロッパ連合 / イミグレーション / スマート・セキュリティ・レーン / ファストトラベル / クレジットカード / 電子マネー / 個人情報保護 / 民間事業者 / 観光立国 / ツーウェイツーリズム |
研究成果の概要 |
「ボーダーレス観光」の実現をめぐって、文献・資料を対象にした調査および関係者・有識者を対象にしたヒアリング調査等により、(1)国際情勢によって入出国審査はむしろ厳格化の方向にあること、(2)クレジットカードや電子決済の普及・推進が不可欠なこと、(3)二次交通の利便性向上が必要なこと、(4)各国で国際観光が多様化し、必ずしも近隣エリアだけが重要なターゲットではないこと、(5)近隣エリアからの集客に十分な計画や戦略が必要なこと、(6)観光市場の安定化・発展にむしろ国内観光の促進が期待されていること、(7)観光政策と出入国管理の各担当省庁のあいだでの調整が必要なこと、が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「ボーダーレス観光」をテーマにした研究・調査を通じて、東アジアにおける国際観光の促進について、出入国に関連する法律や制度の見直し、各種手続き等を効率化する技術革新、移動や滞在の利便性向上につながる決済方法や移動方法の改善、集客・制度運営における計画および戦略、国内観光の充実のそれぞれの必要性が明らかになり、今後の観光政策における取組課題が整理された。また、研究成果を踏まえ、どの要素が「ボーダーレス観光」実現に有効な対応となるのかをめぐる実証研究を行う際の視点を提供した。さらに、「観光立国」で期待と注目の高まるインバウンドと同時に、国内観光の需要創出と促進が重要である点を指摘した。
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