研究課題/領域番号 |
18K11851
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 京都外国語大学 |
研究代表者 |
原 一樹 京都外国語大学, 国際貢献学部, 教授 (90454785)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 観光と哲学 / 観光倫理 / 観光教育 / 哲学的実務家 / 倫理的観光者 / 地域文化観光 / 高野山 / UNWTO / GSTC / Community Engagement / 訪日観光客 / 創造的観光者 / 責任あるツーリズム |
研究成果の概要 |
本研究の主な成果の第一番目は、地域文化観光において人々がいかなる形で「価値の発見・価値の伝達・価値の創造」に関与しているか、今後どう関与すべきか、という問題について、高野山観光における経験的調査を基礎としつつ、概念的に解明したことである。主な成果の第二番目は、日本においていかに倫理的観光者を増加させることが可能かという問題について、経済的主体としての倫理的観光者、及び文化的主体としての倫理的観光者という二つの側面に分け、具体的に現状を分析し、今後いかなるアクターが何に取り組めば良いかを解明したことである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の第一番目の成果は、地域文化観光における「価値の発見・価値の伝達・価値の創造」という問題にいかに人々が関わっているか、関わるべきかを解明した点にある。この成果は、観光振興に関する基礎的事態について学術的理解を深めたのみならず、各地域の実践の現場にも有用である。第二番目の成果は、日本における倫理的観光者をいかに増加させるかという問題への分析と提言であり、学術的には特に、観光における文化経験の含意を解明した点、実践的には、各アクターの取り組むべき事柄を明瞭化した点に意義がある。
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