研究課題/領域番号 |
18K11855
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
高橋 一夫 近畿大学, 経営学部, 教授 (90469304)
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研究分担者 |
柏木 千春 大正大学, 社会共生学部, 教授 (50454749)
田村 匡 大阪成蹊大学, 経営学部, 教授 (70586693)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ツーリズムクラスター / DMO / 規制緩和 / 観光ファンド / 地域エコシステム / エリアマネジメント / イノベーション / 利害関係者管理 |
研究成果の概要 |
観光客が地域資源に魅力を感じ、それを観光行動の目的とするためには、人が観光資源に知恵や資金を投入し、情報を伝達していくことが求められる。また、一定の観光産業集積があることにより、観光消費を促し地域の活性化に寄与することができる。「ツーリズムクラスター」は、そのための政策の一つである。 本研究では、他にはない観光資源・観光コンテンツが生み出されている「差別化」に焦点をあて、ツーリズムクラスターを6タイプに分けて分析し、形成要因とその可能性について明らかにした。また、クラスター形成にあたって、DMOが地域エコシステムとして関与できるタイプはどのタイプかを明らかにし、関与の在り方について分析をした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自然景観や歴史・文化などの観光資源がある地域は従来から観光地と呼ばれていた。そうした地域は観光を生業とする人も多く、観光消費が地域で循環する仕組みもでき上っているところも多い。しかし、新たに観光地域づくりをしていく地域は、地域資源を磨き上げて魅力あるものにしていくだけでなく、企業誘致や観光消費につながる地元事業者を育てていくことも必要である。 しかし、新規創業に寄与する諸機関の集積は大都市に集中し、地方との格差を生じさせる都市間構造が存在する。この格差を埋めるDMOの地域エコシステムとしての機能による、ツーリズムクラスターの育成要因とそのプロセスを明らかにする研究は観光政策に一定の役割を果たす。
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