研究課題/領域番号 |
18K11859
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 筑紫女学園大学 |
研究代表者 |
森田 真也 筑紫女学園大学, 文学部, 教授 (10412686)
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研究分担者 |
城田 愛 大分県立芸術文化短期大学, その他部局等, 准教授 (80425389)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 民俗芸能 / 観光 / グローカル化 / 沖縄 / エイサー / 地域振興 / アイデンティティ / ハワイ / フラ / イベント / 沖縄・ハワイ / 観光化 |
研究成果の概要 |
本研究では、民俗芸能のグローバル化、同時に進行する再ローカル化の動きに着目して、観光への活用の現状と課題、さらには新たな可能性について解明することを目的とした。そして、現在、民俗芸能がどのように観光と関わっているのかについて、地域社会との関係や変容とあわせて、新たなイベント、新しい芸能団体の創出と活動、さらには地域振興や活用の側面について現地調査を行なった。その結果、現地の人々による主体的な表象、パフォーマンスが生み出す創発的連帯、演者たちの集合的意識と自立的実践から、当該社会におけるアイデンティティ、観光活用と地域振興に繋がりうる、文化的シンボルの生成過程と運用状況が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では主に沖縄のエイサーを事例とし民俗芸能が観光と関係しながらグローバル化していく過程と同時進行する再ローカル化の動きについて、観光活用の実態、地域社会との関係について解明することを目指した。本研究の第一の意義は、民俗芸能を戦後の社会変化、観光化といった視点で分析した点にある。本研究では伝統文化を活用した観光と地域の持続的活性化の在り方を考えた。第二の意義は、民俗芸能の観光化をグローカリゼーションという視点で地域社会の人々の実践や意識を分析した点にある。本研究では民俗芸能を通して観光を基点に進行するグローカリゼーションの相互作用から、文化的シンボルと地域的アイデンティティを考えた。
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