研究課題/領域番号 |
18K11884
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 大阪成蹊大学 |
研究代表者 |
李 美花 大阪成蹊大学, 経営学部, 准教授 (30626289)
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研究分担者 |
尾家 建生 大阪公立大学, 研究推進機構, 客員研究員 (30441124)
中子 富貴子 公立小松大学, 国際文化交流学部, 教授 (80636358)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | ガストロノミー / フードトレイル / マネジメント / 食の街道 / フードツーリズム / ガストロノミー資源 / ビジネスモデル / カリナリーツーリズム / フィールドサーベイ / 観光商品 / フードツアー / 食文化 |
研究実績の概要 |
本研究は、カナダ・オンタリオ州におけるフードトレイルの現地調査をベースにその形成と実態を分析し、地域のガストロノミーのマネジメントと創造性について明らかにすることを目的とする。 初年度はフードトレイルを中心としたフードツーリズム関連の文献レビューを行った。そして、カナダ・オンタリオ州への視察調査を行い、DMOを対象にTrailの企画段階から運営までその取り組みについて研究メンバー3人それぞれの観点から分析し、その成功要因を明らかにした。2019年度の研究では国内におけるフードトレイルの取り組み、実態調査を行った。具体的には日本におけるフードトレイルの取り組み地域の候補リストを作成して、3人で担当地域を決め、それぞれ実態調査とインタビューを行った。特に日本の食による観光まちづくりの事例を精査し、国内と海外事例を比較研究を通じてマネジメントやステークホルダーの構成などの相違点を明らかにした。ところがコロナの影響で研究出張ができず、最初の計画とは大幅な変更があった。2020年度はカナダのフードトレイル調査の知見に日本国内の事例分析を加え、理論・実証的見地から論文執筆および学会(国内と海外)でのオンライン発表を行った。2021年度は、研究を延長して限定的なフィールドサーベイを実施した。2022年度は共同研究者の尾家が脳梗塞で入院したことで主に文献調査を行った。最終論文作成が大幅に遅れ、もう一年、延長することにした。2023年は論文作成は代表の李が担当し、国際学会にて執筆中の最終研究論文の粗筋を発表した。 最後に、欧米のフードトレイルと日本の「食の街道」事例を比較分析して示唆点を導き出し、海外のフードトレイルを踏まえ、ガストロノミーを資源とした日本型フードトレイルモデルの提案するべく、これまでの研究成果を論文としてまとめて国内外に投稿予定である。
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