研究課題/領域番号 |
18K11903
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80030:ジェンダー関連
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
眞城 百華 上智大学, 総合グローバル学部, 教授 (30459309)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | エチオピア / 南アフリカ / アフリカ / 女性兵士 / 紛争 / 平和構築 / アフリカ史 / 解放闘争 / ジェンダー / 女性 / エリトリア / エージェンシー / 女性史 |
研究成果の概要 |
アフリカの女性兵士の経験に関しエチオピア、エリトリア、ジンバブウェ、南アフリカの比較を行う研究を行った。文献調査とオーラルヒストリー渉猟を実施した。エチオピアと南アフリカで集中的に調査を実施した。エリトリアとジンバブウェにおいても限定的ながら調査を実施した。エチオピアでは2020年11月から調査地で戦争が勃発し、戦時性暴力など女性の被害の問題と合わせて新たに女性兵士の戦争参加が生じ、ティグライ戦争に関する情勢を分析する論考も複数執筆した。エチオピアと南アフリカの女性兵士を取り上げた英語論文を執筆し刊行した。論文執筆に加え国内の複数の学会における発表、国際会議における発表も実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本科研により、アフリカの紛争下における女性のエージェンシーの比較研究の基礎研究が実施できた。アフリカの紛争下の女性の被害に加えて、女性が解放闘争に女性兵士や民間支援の形で参画した経験は、戦後に再建される国家や社会における女性の活動領域を飛躍的に拡大することにつながる点を実証できた。問題も多く内包している点も同時に明らかにできた。紛争と女性にかかわらず、アフリカ政治と女性という重要な課題についても言及することのできる研究成果となった。
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