研究課題/領域番号 |
18K11904
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80030:ジェンダー関連
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研究機関 | 津田塾大学 |
研究代表者 |
朴 正鎮 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (10712242)
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研究分担者 |
金 美恵 東京大学, 大学院総合文化研究科, 特任研究員 (00774142)
小島 敬裕 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (10586382)
三澤 健宏 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (20297112)
坂元 ひろ子 一橋大学, その他部局等, 名誉教授 (30205778)
山下 靖子 津田塾大学, 国際関係研究所, 研究員 (50598547)
水谷 明子 津田塾大学, 国際関係研究所, 研究員 (60360129)
村上 尚子 津田塾大学, 国際関係研究所, 研究員 (80624882)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 国際関係 / アジア / 地域研究 / ジェンダー / 冷戦 / 移動 / 東アジア |
研究成果の概要 |
本研究では、1950年代のアジア各地域(沖縄、朝鮮半島、中国、台湾、ミャンマー)の女性たちの経験に焦点を当て、沖縄系移民、沖縄、朝鮮半島、中国東北部、中国・ミャンマー間の宗教者など、国境を越える移動を伴った生活史・実態について、個人史、インタビューなどから部分的に明らかにした。女性たちの経験、記憶、認識について記録し分析・考察することによって、女性たちが生きてきた地域の戦後と冷戦が、彼女らの生活をどのように規定し、その中でどのように主体的に生きようとしたのか、また、冷戦と「分断」状況における各地域の政治・経済・社会の関係について、女性の視点から地域横断的に議論し、ジェンダーの役割を考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、国際関係の変動とともにその時代を生きた女性たち個人の経験に注目した。従来の冷戦研究は、その中に生きる個人の視点および地域横断的な連動性の視点が十分ではなかった。本研究は、冷戦に規定されたアジアの国際関係と女性たちの経験を参照し、国家だけではない地域・アクターの役割を明らかにした。移動を伴って生活する女性たちの経験を明らかにすることによって、ジェンダーの視点から冷戦の形成と人々の生活との関係を検討した。 また、それぞれの課題を合わせて総合的に当該時期のアジア国際関係の有機的変化を議論することができた。聞き取り、インタビューなどオーラルヒストリーと文献資料等を参照し、新しい知見を得た。
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