研究課題/領域番号 |
18K11906
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80030:ジェンダー関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
石原 圭子 東海大学, スチューデントアチーブメントセンター, 教授 (40184551)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ナショナル・アイデンティティ / ジェンダー / 政治文化 / アメリカ合衆国 / LGBT / 統合 / 日米比較 / 多様性 / 司法 / 連邦最高裁判所 / リベラル / 同性結婚 / 連邦政府 / 州政府 / カストロ / ナショナリズム / リベラリズム / グローバル化 / 連邦制度 / フォード財団 |
研究成果の概要 |
本研究ではナショナリズムの基本構造としての二重構造、すなわち、「国民が共有する文化意識」と「国家の統治機構や政治制度」という2つの関係性に注目し、日米社会について比較研究を行った。 文化的多様性と統合の問題は、アメリカ合衆国が建国以来、歴史的に取り組んできた課題である。本研究では、LGBTをはじめとするジェンダーの問題がアメリカの統合と分断にどのように関わってきたのかに注目するとともに、グローバル化の進む今日の日本において変化しつつある政治と文化の関係性、さらにはナショナル・アイデンティティについて、ジェンダーの問題を中心に比較研究を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
連邦制度の中で多様性と統合の問題が論じられてきたアメリカ合衆国と、グローバル化の進行とともに同様の問題に直面し変容しつつある現代の日本とを比較することにより、グローバル時代における新たなナショナル・アイデンティティのありかたを考察した。ジェンダーをはじめとする文化の問題は、多層的なグローバル社会の構造の中で、ナショナル・アイデンティティに関わる問題でありながら、国内の地域差、欧米諸国の動向、国際機関によるグローバル基準などとも関連する問題となっている。相互に矛盾し対立しあう内外の制度および価値観について複合的な観点から分析することで、現状への理解を深め、今後の方向性を見出すことにつながる。
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