研究課題/領域番号 |
18K11909
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80030:ジェンダー関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
石井 香江 同志社大学, グローバル地域文化学部, 准教授 (70457901)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 男性性 / ポスト工業化社会 / ケア労働 / 新しい社会的リスク / 覇権的な男らしさ / 男性の育児 / 家族 / 父親 / 労働 / 中間団体 / ケア |
研究成果の概要 |
ポスト工業化社会において、就労する母親の増加により、家族の中での父親の位置づけは大きく変化した。非正規雇用といった雇用形態の変化は、もはや女性だけではなく若年男性も直撃し、従来の「男性稼ぎ主モデル」を支える基盤は失われつつある。しかし、この動きは父親の意思とは無関係に進展している。父親が主たる稼ぎ手である旧来の家族モデルは変化しつつあるといえるが、この事実だけを根拠に、父親が「覇権的(ヘゲモニック)な男らしさ」から解放されているとはいえないのではないか。この仮説を裏付けるために、最終年度はドイツの二大学の研究者たちと国際学会を開催した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ポスト工業化社会において、就労する母親の増加により、家族の中での父親の位置づけは大きく変化した。非正規雇用といった雇用形態の変化は、もはや女性だけではなく若年男性も直撃し、従来の「男性稼ぎ主モデル」を支える基盤は失われつつある。しかし、この動きは父親の意思とは無関係に進展している。父親が主たる稼ぎ手である旧来の家族モデルは変化しつつあるといえるが、この事実だけを根拠に、父親が「覇権的な男らしさ」から解放されているとはいえないのではないか。この仮説を裏付けるため、最終年度はドイツの二大学の研究者たちと国際学会を開催し、その結果、より焦点を定めたテーマ設定で、今後共同研究を継続することを確認した。
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