研究課題
基盤研究(C)
電子線パルスラジオリス時間分過渡吸収測定システムの光学系および測定系の高効率集光・高感度化により、1000 nmの近赤外領域までシングルショット測定が可能となった。電子線パルスラジオリシス過渡ラマン分光のプローブレーザー光強度の自動可変機能により不均一系試料に対応した測定が可能となった。過渡吸収、過渡振動構造の帰属をGaussian計算により行った。電子線パルスラジオリス時間分過渡吸収測定システムにおいて、検出波長領域を赤外光領域まで拡張した。不均一系における電子線パルスラジオリシス過渡吸収、過渡振動分光により様々は量子ビーム誘起反応の反応機構を明らかにすることができた。
電子線パルスラジオリシス拡散反射法による様々な材料・状態・環境下におけるパルスラジオリシス測定の発展により分子レベル量子ビーム誘起反応からバルク量子ビーム誘起反応への拡大が期待される。電子線パルスラジオリシス拡散反射法によるin vitro生体関連系へのパルスラジオリシス測定の発展や量子ビーム誘起反応機構解明による医療分野への貢献が期待される。不均一反応場量子ビーム誘起反応機構の解明による各種高分子材料の次世代加工技術の応用、耐放射性材料の開発も可能となる。不均一系環境汚染物質分解法によるグリーンイノベーションと不均一反応場が及ぼす量子ビーム誘起特異的反応の創出が期待される。
すべて 2021 2020 2019 2018
すべて 雑誌論文 (9件) (うち国際共著 9件、 査読あり 9件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (2件)
ChemistrySelect
巻: 6 号: 14 ページ: 3331-3338
10.1002/slct.202100417
Radiation Measurements
巻: 147 ページ: 106645-106645
10.1016/j.radmeas.2021.106645
巻: 5 号: 26 ページ: 8002-8008
10.1002/slct.202002231
Chemistry - A European Journal
巻: 26 号: 22 ページ: 5075-5084
10.1002/chem.202000184
Radiation Physics and Chemistry
巻: 170 ページ: 108628-108630
10.1016/j.radphyschem.2019.108628
巻: 25 号: 32 ページ: 7711-7718
10.1002/chem.201900732
巻: 25 号: 21 ページ: 5586-5594
10.1002/chem.201900175
The Journal of Physical Chemistry A
巻: 122 号: 44 ページ: 8738-8744
10.1021/acs.jpca.8b08310
巻: 24 号: 14 ページ: 11407-11416
10.1021/acs.jpclett.8b02006