研究課題/領域番号 |
18K11959
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 秋田公立美術大学 |
研究代表者 |
尾登 誠一 秋田公立美術大学, 大学院, 教授 (60152550)
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研究分担者 |
飯倉 宏治 秋田公立美術大学, 大学院, 教授 (30611933)
岸 健太 秋田公立美術大学, 大学院, 教授 (10313313)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 都市景観美 / 道路付帯物アノニマス構成要素 / 現場踏査・測色調査 / 准景観色 / 図色と地色 / 現場での展開性 / カラーフレーム / カラーセレクター / 道路附帯物アノニマス構成要素 / 道路付帯物色 / 都市道路景観 / 景観性(図色;地色) / 地域性 / 色彩置換・塗料 / カラースキーム / 道路付帯物准景観色 / 安全性 / 景観性 / 色彩置換 / 道路付帯物 / 公共性 / 準景観色 / 運用のシステム化 |
研究成果の概要 |
研究の目的とするところはおおむね達成できた。16都市に及ぶ調査結果は混乱の一語につき、現場での応用展開を想像しつつ、地域特性への対応に心掛けた。本来的な研究の着地は検証作業を必要とするが、コロナ禍の状況下でこれが叶わず、調査事例の量的調査と子細な分析により、現場での実質的展開に対応できる准景観色26色の選定と展開システムの提案により、都市道路景観の質的向上に寄与できる結果が得られたと自負している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
公共性に根ざすアノニマス要素である、道路附帯物の色彩に着目する研究視点は、都市道路景観の混乱状況を改善するという点で不可欠である。調査と分析作業による結果は、多様な地域性や風土性、および自然環境を背景(地色)とした道路附帯物色(図色)が、行政が推奨するガイドライン4色ではカバーできない現実であり、また、現場展開を無視したものとして映る。研究は、准景色の設定と社会的展開を試みるという点でわかりやすく、学術的で具体的なテーマとして位置づけられる。都市景観に配慮した准景色の提案は、国策としてある「美しい国づくり大綱」にまさに沿うものである。
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