研究課題/領域番号 |
18K11960
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 静岡文化芸術大学 |
研究代表者 |
宮田 圭介 静岡文化芸術大学, デザイン学部, 名誉教授 (40387527)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 神経発達症 / 発達障害 / 学習 / 支援 / ピクトグラム / 特別支援 / 教育 / デザイン / 特別支援教育 / 運転免許 / ユニバーサルデザイン / 認知 / 学習支援 / 免許 / 運転 / 自動車 / 就労支援 / 教習 / 成人 / 標識 / 教材 |
研究成果の概要 |
発達障害者の自動車運転免許の取得支援を対象に,学科教習問題でわかりにくい言い回しや抽象的な設問をイラストで可視化して理解を促す教材アプリのデザイン検討を行った.教習員に試作教材の評価を依頼して改良を行った.また,つまずきやすい学科試験の傾向を知るために,道路標識問題の正答率分析を行い教材を改良した.そして,広汎性発達障害の教習生による試作教材の有効性評価を実施して効果を確認した.発達障害者がどうイラストを認識しているのかを解明するため,知的障害者と健常者によるピクトグラムの認識の違いの調査を行った. 健常者が分かりやすいピクトグラムは知的障害者にも分かりやすいことが定性的に確認された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
成人の発達障害者を対象として,自動車運転免許取得のための学習支援教材ソフトの表示デザインの提案と評価を行った.成人の発達障害者については,専門学校や大学での授業,免許・資格取得学習など,支援が必要な場面で十分配慮されているとは言い難い.障害特性に合わせて画像で学習内容の理解を助ける本研究の教材はこの課題を解決する手段として意義がある. 特に成人の発達障害者を対象としてイラスト表現による支援効果を評価したデザイン関連研究はほとんどない.限定された範囲であるが,発達障害者が理解しやすいデザインを定性的に評価できたので,この知見はユニバーサルデザインの新たな展開につながり,社会的有用性は高い.
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