研究課題/領域番号 |
18K11994
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
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研究機関 | 駒澤大学 |
研究代表者 |
服部 哲 駒澤大学, グローバル・メディア・スタディーズ学部, 教授 (60387082)
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研究分担者 |
柴田 邦臣 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (00383521)
松本 早野香 大妻女子大学, 社会情報学部, 准教授 (90575549)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 手話 / 学習 / コミュニケーション / モバイル / アプリ / ASL / 評価実験 / 機能強化 / 難聴児 / モバイルアプリケーション / 手話の学習支援 / タブレットアプリ / 聴覚障害児 / 言語習得 / 手話学習ソフト |
研究成果の概要 |
本研究では、難聴児の手話と読み書き能力の双方を支援するためのモバイルアプリケーションを考案し、その基本機能を実装した。本アプリは、(1)モバイル端末のカメラから取得される手話クリップにタグを結びつけて登録する機能、(2)手話クリップをタグとセットで複数並べて保存する機能、(3)保存した手話クリップのシーケンスを再現・再生する機能を有する。Androidタブレット端末を対象に本アプリを実装し、予備的な評価実験を行った。その結果、実験協力者の評価は全体に高く、本アプリの基本的なコンセプトを実現することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
聴覚障害は一般に、「コミュニケーションの障害」とも言われ、社会的不利があることは疑いようもない。また近年では、言語としての手話の存在と、それによるコミュニケーション支援の必要性が、ますます高まっている。しかし現在でも、ろう者や一部の難聴者にとっては、手話の学習に十分な支援を受けられなかったり、習得に困難であるという例も少なくない。本研究は、特に難聴児を対象に、手話教育の重要性とともに、それを組み合わせる形で書記文字の学習や、音声言語利用の保護者とのコミュニケーションや学習を支援する。聴覚障害児の「手話学習」は、近年のモバイルテクノロジーの活用によって、その効果を大きく高められる可能性がある。
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