研究課題
基盤研究(C)
本研究は、個人の視覚環境の違いとその視覚発達メカニズムについて、乳幼児を対象とした視覚環境の調査により検討することであった。日常的な視覚環境による経験を調査するために、乳幼児の頭部にwearable cameraを装着し、日常生活を過ごしている環境において行動を制限することなく乳幼児視点におけるデータを取得した。取得した乳幼児視点風景データ群を用いて、画像に含まれる色分布や空間周波数分布、顔の特徴の分析を行った。これらの結果は、視覚発達メカニズムについての視覚環境の影響を検討する基礎的資料として意味を持つ。
学術的意義として、乳幼児を対象とした視覚環境の調査をするための手法を新たに確立し、乳幼児視点の視覚環境データを得たたことが挙げられる。これまでの研究では、実験室実験における知覚発達の検証は扱われてきたが、視覚環境の影響を検討した研究はこれまでにない。社会的意義は、視覚発達に及ぼす生活環境の影響を検討するための素材を提供したことが挙げられる。得られた知見に基づいた、生活環境や生活習慣への配慮等の検討に活用可能である。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 5件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 6件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 2件) 備考 (3件)
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