研究課題/領域番号 |
18K12018
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90030:認知科学関連
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研究機関 | 岡山県立大学 |
研究代表者 |
大山 剛史 岡山県立大学, 情報工学部, 准教授 (40462668)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 運動制御 / 利き手 / 計算モデル / 運動のばらつき / 粘性力場 / 両側性運動 / 認知科学 / 人間工学 / 上肢運動 / ユーザーインタフェース / 経由点運動 / 相互作用トルク |
研究成果の概要 |
本研究は利き手と非利き手の運動の違いについて、手先に加える力の制御、運動中の外乱、運動のばらつきといった観点から調べた。固定した対象に力を加えるタスクにおいて、非利き手は利き手よりも一定の力を生成しやすいことが示唆された。運動中の外乱に関しては、手先に運動を助長する力を加える条件では非利き手の方が早く正確な運動を生成できることが明らかになった。運動のばらつきについて、利き手が生成する運動は運動全体のばらつきというよりかはタスクの目的を達成しやすい運動を生成していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は利き手と非利き手の運動の違いについて、力の制御における違いを明らかにできた。本研究の成果を人間工学的に応用することで、PCなどのポインティングデバイスとして使われているジョイスティックのたぐいのより良い設計に役立てられることが期待される。また、運動のばらつきに関して本研究が明らかにした成果は、ヒトが運動制御においてどのような評価基準を重視して運動を生成しているかを考える一助となるものであり、実用的な観点としても機器の操作などユーザーインタフェース分野への応用が考えられる。
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