研究課題/領域番号 |
18K12021
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90030:認知科学関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
寺井 仁 近畿大学, 産業理工学部, 教授 (30397442)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 規則発見 / 階層性 / 問題解決 / ライフゲーム / 科学的発見 |
研究成果の概要 |
局所的な規則性である下位規則から大局的な規則性である上位規則が創発される,階層的規則性は,科学が対象とする現象一般に認められる普遍的な性質の一つである.パターン認知や構えの効果に代表される認知特性から,人は上位規則を選択的に認知し,それに固執することが予想される.本研究では,このような階層的規則性を有する現象に対して,下位規則の発見のプロセスについて,以下の3つの観点から検討を進めた.1点目は,観察データに含まれるノイズが下位規則の発見に与える影響である.2点目は,階層的規則性に関する事前知識が,下位規則の発見に与える影響である.そして,3点目は,下位規則の探求における言語化の効果である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
科学の領域は細分化が進み,各々の階層において専門化の度合い加速している現代において,階層構造を意識し,階層の境界を乗り越えた議論を行うことの重要性が叫ばれている.学校教育においては,「知識・技能の習得と思考力・判断力・表現力等の育成のバランスを重視する」ことが,高等学校の学習指導要領において求められており,特に,理数教育の充実において,「探求する学習」の拡充が求められている.本研究の意義は,このような探求する学習に対して,科学の対象である現象の特性と科学的活動を行う人の特性,および両者の関係についての視野を提供することにある.
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