研究課題/領域番号 |
18K12033
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90110:生体医工学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
森松 賢順 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (70580934)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 静水圧 / 周期的圧力 / メカノバイオロジー / 機械刺激 / 圧力 / 咬合圧 |
研究成果の概要 |
組織や器官を構成する細胞は、ずり応力、圧力、伸展圧縮等の機械刺激を受容し、細胞自身や組織の機能維持に利用している。 軟骨組織や歯周組織等は、歩行や咬合等の日常生活に伴った圧力に常にさらされているが、これらの組織に存在する細胞の圧力に対する受容応答メカニズムの解明には未だ研究の余地があった。そこで本研究計画では、周期的高圧負荷システムの開発および、開発装置を用いた計測とその結果の解析を実施した。その結果、軟骨細胞には圧力感受閾値が存在し、その閾値を超えた場合、シグナル伝達経路を活性化させ細胞を維持する機能を軟骨細胞が有していることを示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢化社会における生活の質(QOL)の維持や向上は必須であるが、歩行や咀嚼等の生命活動に伴ったずり応力、圧力、伸展圧縮等の様々な機械刺激が生体組織に必ず生じるため、機械刺激を考慮した細胞や器官の受容応答メカニズムの解明の遂行なくして、QOLの向上に向けた根本的な改善に繋がらない。本研究では、細胞の圧力受容応答メカニズムに迫る研究であった。また、本研究成果は、軟骨組織のリモデリング機構の解明に繋がる知見であり、今後の治療応用にの発展に寄与するものと考える。
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