研究課題/領域番号 |
18K12058
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90110:生体医工学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
石飛 秀和 大阪大学, 生命機能研究科, 准教授 (20372633)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ブリルアン散乱 / 1細胞レベル / 癌診断 / 粘弾性 / エタロン / 癌細胞 / 顕微鏡 / 分光 |
研究成果の概要 |
輪帯照明とアイリスを用いて基板/サンプル界面からの正反射レイリー光成分をカットすることで、ブリルアン散乱光成分のS/Nを向上させることに成功した。またHeLa細胞の細胞核および細胞質でのプリルアン散乱スペクトルを測定した結果、ブリルアンシフト量および半値幅に有意な差があることを確認した。さらにドリフト校正用の新たな光学系を構築することで神経細胞のブリルアンイメージングを試みた結果、半値幅については明視野像との相関があり、正しく測定できていることを確認できたが、シフト量については、その変動が小さく、明視野像との相関は確認できなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、光を用いてリモートに直接触ることなく細胞の硬さを定量的に測定できるブリルアン顕微鏡の開発を目的として行われた。実際に細胞内の異なる部位を測定することで硬さの違いを測定でき、さらに画像を取得することで粘性の分布を定量的に測定することに成功した。これらの研究成果から、1細胞レベルでの癌診断の実現可能性が期待される。
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