研究課題
基盤研究(C)
本研究では人に近い特徴を多く有するモデル動物であるブタについて、取り扱いが容易かつ、再生医療研究等に活用可能な超小型の免疫不全ブタ作出を目指した。その結果、ブタ体外受精卵においてゲノム編集により小型化を図るためのGHRと免疫不全化を導入するためのIL2RGの同時ノックアウトが可能であった。また、小型の実験用ブタであるマイクロミニブタから採取した精液を使用した体外受精に成功したことから、今後これらの技術の融合により、超小型免疫不全ブタの作製が可能であると考えられる。
近年、iPS細胞をはじめとする幹細胞を用いた再生医療研究は、従来の方法では治療できない難治性疾患への臨床応用にむけ大きな注目を浴びている。本研究はゲノム編集技術を用いて超小型のマイクロミニブタを作出し、多くの研究機関でヒトに近い特徴を有するブタで幹細胞試験を可能にすることを目指した。超小型の免疫不全ブタが活用できれば、多くの研究機関で有用なモデル動物であるブタを用いた研究が可能となり、再生医療研究のみならず、がん研究など多様な研究分野に貢献可能であると思われる。
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すべて 雑誌論文 (11件) (うち国際共著 7件、 査読あり 11件、 オープンアクセス 6件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件)
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