研究課題/領域番号 |
18K12065
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90110:生体医工学関連
|
研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
中楯 浩康 信州大学, 学術研究院繊維学系, 准教授 (10514987)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 繰り返し脳震盪 / 軸索損傷 / Tauタンパク質 / 衝撃ひずみ / 脳神経細胞 / 細胞引張装置 / 重症化 / 脳震盪 / 頭部外傷 / 細胞引張 / 頭部衝突 / 神経細胞 |
研究成果の概要 |
柔道やアメリカンフットボールなどのコンタクトスポーツで多発する脳震盪は,意識障害が軽度でありほとんど後遺症を残さずに回復する病態として認識されてきた.しかし,繰り返し受傷すると重症頭部外傷後にみられるような記憶力や注意力の低下を引き起こす. 本課題では,脳震盪を発症するような頭部衝突時の弱衝撃を脳神経細胞に繰り返し負荷することで軸索損傷が増大することを実験的に示し,脳震盪を繰り返すことの危険性を明らかにした.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳震盪は,CTやMRIの画像診断では明確な異常を認めず,問診以外に有効な診察方法がないため見過ごされてしまうが,短期間に再度同様な受傷をすると脳震盪では済まず,重症化するセカンドインパクトが大きな社会問題になっている. 繰り返し弱衝撃に対する細胞耐性評価は国外でもほとんど例がなく,国内では全く報告がない.従って繰り返し脳震盪における診断や治療が難しく,重症化メカニズムの解明が急務である.そもそも,脳震盪の発症メカニズム自体が未だ解明されていないため,弱衝撃における神経細胞の耐性評価は最重要課題である.
|