研究課題/領域番号 |
18K12069
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90110:生体医工学関連
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研究機関 | 岡山理科大学 |
研究代表者 |
松浦 宏治 岡山理科大学, 工学部, 准教授 (70443223)
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研究分担者 |
高田 耕児 富山県産業技術研究開発センター, その他部局等, 主任研究員 (40530621)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 精子運動性 / マイクロデバイス / 酸化還元指示薬 / ヒト精子 / 運動精子 / ATP / 解糖系 / 温度勾配 / マイクロ流体デバイス / 酸化的リン酸化 |
研究成果の概要 |
サイズソートチップおよびオブラートフィルムを含むマイクロデバイスの試作と評価、温度勾配の作成の検討を行ったが、今回は芳しい成果は得られなかった。精子運動制御機構の検討について精子内蛋白質発現評価とグルコース添加時の運動速度変化を検討したところ、解糖系酵素の存在とその酵素活性が精子運動性の制御に関係していた。酸化還元指示薬を用いた精子運動活性の試験紙デバイスを用いた評価から、指示薬の種類と精子内の酵素評価との関係を精査すべきという方針が得られた。今後は、精子内のエネルギーを産生する酵素の活性と運動性との関連を検証し、哺乳類精子が短期間または長期間運動できるような環境を見出す方針とする。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
運動精子回収数を増加するデバイスの開発を進めているが、今回用いたマイクロデバイスではその回収数を著しく増加できるような効果が得られず、別の原理を検討すべきと判断した。 精子運動活性の試験紙デバイスを用いた評価については、試薬と精子の反応とメカニズムについて検証する方向性が定まった。精子のエネルギー輸送に着目して、精子運動に関する酵素活性の評価方法が発見されれば、自然な受精や人工授精の成否が以前よりも高い確率で予測できる。
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