研究課題/領域番号 |
18K12078
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90120:生体材料学関連
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
坂口 裕和 大阪大学, 医学系研究科, 招へい教授 (80379172)
|
研究分担者 |
西田 幸二 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (40244610)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
|
キーワード | 自己集合性ペプチド / 網膜剥離 / タンポナーデ効果 / 物質拡散制御性 / 自己集合性ペプチドゲル / 人工硝子体 / 安定性 / 薬物徐放 / 薬剤安定性 / 徐放制御 / タンポナーデ / 薬剤徐放 / 硝子体再建 |
研究成果の概要 |
網膜剥離治療を行う際、硝子体が除去され、眼内に網膜復位材が注入される。現在臨床で使用されている網膜復位材には、ガスやシリコンオイルがあるが、それぞれに問題がある。さらに、網膜剥離治療により硝子体が除かれた眼は、加齢黄斑変性症等の治療薬の薬剤効果期間が硝子体のある眼に比べ短いことが問題となっている。我々は、自己集合性ペプチドゲルを眼内に充填することで、網膜復位効果を有し、さらには硝子体と同様以上の治療薬の薬剤効果期間を有することを確認した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在網膜剥離治療時に用いられている網膜復位材は、網膜の復位性しか考えられておらず、それ以外の機能も有する硝子体を除去した後に眼内に充填する物質としては、十分な物質ではない。そこで、本研究では、硝子体のその他の機能、特に薬剤を保持する機能を有する充填物の開発を行った。これは、網膜剥離後に、仮に加齢黄斑変性症等を発症しても、その治療に用いる薬剤の効果を減衰させず、最適な治療を受けることができることを示している。
|